某大手企業サラリーマンによる、日本酒と生活

旧帝大学院を卒業して某一部上場企業で働くサラリーマン。大好きな日本酒を主として自由に書いてます。

【320】木戸泉 afs 純米 生 29BY

トーストのような香りがして不思議。シャンパンを少し思わせる。
口に入った瞬間は甘みを感じるが、酸味に振れている。旨味もある。
食中に飲んだ方がポテンシャルを発揮できると思うけど、単体で充分おもしろい。
温度が上がると花のような香りが抜けていく。
コクが出てきてよりうまい。しっかりと味を探すと、甘みもあるね。

最近、つまらない食中酒寄りのお酒ばかり飲んでいて甘口のお酒を欲していたけど、
afsは大当たりだ。

【319】花巴 山廃純米 吟のさと 生詰 鈴木三河屋SP 29BY

今年のものにしては色づいているのは低精米(70%)だからかな。
りんごの爽やかな香りがひっそりとするが、玄米っぽさが強い。

味わいは低精米にしては綺麗で、酸味がある。後味はかなりさっぱりとする。
最近の自分の好みには合わないけど、悪くないと思う。

【318】川鶴 讃岐くらうでぃ 29BY

こちらが川鶴の中で有名だと思う。前回飲んだ川鶴が良かったので、有名なこちらも購入した。

立ち香は、これ変なお酒買ってきちゃった?と思うぐらいヨーグルト。それも酸っぱいやつ。これ飲んでも大丈夫かと心配してしまう。

ヤクルト、飲むヨーグルト、カルピスなどのような健康になりそうな味わい。甘酸っぱいなー。
後味さっぱりしていて、ヨーグルトリキュールかと思う。よく日本酒とは思えない味わいと言われるお酒の頂点に君臨すると思う。面白すぎるやろ。

“肉料理のジューシーでスパイシーな味わいによく合います”との裏ラベルの説明書き通り、明日はケンタッキーでも買って合わせてみよう。
そういえば少しだけ新政の天蛙に近いかな。

ここらで澱を絡めてみると真っ白でジュースにさらに一歩近づく。
香りは、酸味がさらに強烈になってる。思いのほどクドさを感じられず、コクが出てきた。たぶんレマコムから出したぐらいの温度がちょうどいいんだろう。温度が上がると辛そう。そろそろ単体で飲むのが辛くなってきた。


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【316】川鶴 純米 雄町80 29BY

有名酒販店でそこそこ扱いのある川鶴。

香りが好み、ブドウ、バニラ、
この味わいは精米歩合が高いからこそ出せる味だわ。程よいミルキーさを持った甘味があり、低精米がいい具合に作用してる。これオススメできるし、特に初めて日本酒飲む人にもいいと思う。
後味はアルコールの辛味、ビター感がスッと口の中をさせてくれて気持ちいい。
川鶴ってこんなに美味いお酒だったんだ。

調べてみたら低温熟成でしてるんだ。確かにこのふくよかな感じは少し寝かせておかないと出ないよね。

開封3日目
明らかにバランスが崩れて、ビター感が単調な苦味になってる。
温度が上がれば多少は初日に近いミルキーな甘みが出てくるけど、弱すぎて足りない。

誰でも分かる日本酒(Sake)の基礎

どうも、今日もお酒を飲んでいるtaroruです。

 

自己紹介を除いて、初めての記事になりますので、まずは趣味と言っても過言ではない日本酒についてご紹介します。

 

飲み屋のおじさんや飲み会の罰ゲームという日本酒のイメージは変わってきてるのかな。

もちろん質の悪いものもありますが、最近では日本酒の醸造技術向上によって、かなり飲みやすいものが多く流通しています。日本酒は、米に含まれるデンプンを糖に発酵させて造られているので、"甘味"があるものがほとんどです

ちなみに、日本酒といえば淡麗辛口というキーワードをセットで聞いたことある人がいると思うが、甘口の反対である辛口である日本酒はないのである。(一説によると、昔は3倍増醸清酒という質の悪い日本酒が大半だった。これはブドウ糖や水飴などを後から加えていたので、ベタベタに甘くてとても飲めたものではなかったらしい。そこで甘い日本酒はダメなやつというイメージが定着し、糖類添加のない淡麗で甘くないお酒が美味しいものとして淡麗辛口という言葉が使われていた。)

 

 

ここで日本酒の分類について軽く説明しておこう。

まず日本酒はお米と水(と醸造アルコール)が主成分であり、醸造アルコール添加の有無によって純米酒かどうかに別れる。醸造アルコールは悪い酒だと言う人がいるが、これは大きな勘違いだから注意しておこう。すっきりした味わいにしたり、香りをうまく出す役割が醸造アルコールにはあるらしい。

また吟醸大吟醸となどややこしい用語がラベルに書いてあるのをみたことがある人が多いと思う。日本酒の原料である酒米は一般的に30~70%(重量比)まで精米して、米の内側を使っている。この削り具合を精米歩合と呼んでいるけど、数値のちょっとした違いによって味が大きく変わることはなく、造り手のレシピによって味が変わる。 

簡単に説明をしているけど、結局はどれを選べばいいんだ?というのが心情だろう。個人的な意見になるけど、3つポイントを意識して購入すれば美味しい日本酒に出会える。

  • スーパー、コンビニでなく、日本酒を専門としている酒屋さんで買うこと(最近は20代に人もちらほら酒屋さんで見かけることも多く、地元のお店が入りづらければ大きな地酒専門店に行けばお店の方が気軽に相談に乗ってくれるはず)
  • 初めは、特別純米または純米吟醸酒。そして出来れば無濾過生原酒とラベルに書かれているものを選ぶこと(飲み易く、しっかりと甘みが出ていることが多い)
  • 家での保存は必ず冷蔵庫で! 日本酒は温度に敏感なので、劣化が激しい

お酒自体が嗜好品なので、合う合わないがあるかもしれないけど、皆さんが美味しい日本酒に巡り合えることを願っています。

 

 

【314】結人 純米吟醸 直汲み本生 29BY

この季節は得意ではない秋酒ばかりお店に並んでる中、直汲みと言うキーワードに
惹かれて即座にカゴに入れた。
キャップのところに開栓注意とシールが貼ってあったが、レマコム保存なので全く
吹くような気配はなし。

香りはなんだか秋らしく、勘違いかもしれないけどさつまいも(芋羊羹?)
に近い気がする。
流石に絞りたてとかでなく、春先に絞って寝かせていたものだから
それなりに旨味がジワリとある。
なんか料理に合わせてみたいお酒だけど、自分にセンスがないから実行できない悲しみ。

とりあえず、そこそこ美味しくいただける。


開封2日目
昨日よりもガスの刺激が強く感じられる。
やっぱり芋のようなねっとりした甘みがあるけど、くどくない。