某大手企業サラリーマンによる、日本酒と生活

旧帝大学院を卒業して某一部上場企業で働くサラリーマン。大好きな日本酒を主として自由に書いてます。

誰でも分かる日本酒(Sake)の基礎

どうも、今日もお酒を飲んでいるtaroruです。

 

自己紹介を除いて、初めての記事になりますので、まずは趣味と言っても過言ではない日本酒についてご紹介します。

 

飲み屋のおじさんや飲み会の罰ゲームという日本酒のイメージは変わってきてるのかな。

もちろん質の悪いものもありますが、最近では日本酒の醸造技術向上によって、かなり飲みやすいものが多く流通しています。日本酒は、米に含まれるデンプンを糖に発酵させて造られているので、"甘味"があるものがほとんどです

ちなみに、日本酒といえば淡麗辛口というキーワードをセットで聞いたことある人がいると思うが、甘口の反対である辛口である日本酒はないのである。(一説によると、昔は3倍増醸清酒という質の悪い日本酒が大半だった。これはブドウ糖や水飴などを後から加えていたので、ベタベタに甘くてとても飲めたものではなかったらしい。そこで甘い日本酒はダメなやつというイメージが定着し、糖類添加のない淡麗で甘くないお酒が美味しいものとして淡麗辛口という言葉が使われていた。)

 

 

ここで日本酒の分類について軽く説明しておこう。

まず日本酒はお米と水(と醸造アルコール)が主成分であり、醸造アルコール添加の有無によって純米酒かどうかに別れる。醸造アルコールは悪い酒だと言う人がいるが、これは大きな勘違いだから注意しておこう。すっきりした味わいにしたり、香りをうまく出す役割が醸造アルコールにはあるらしい。

また吟醸大吟醸となどややこしい用語がラベルに書いてあるのをみたことがある人が多いと思う。日本酒の原料である酒米は一般的に30~70%(重量比)まで精米して、米の内側を使っている。この削り具合を精米歩合と呼んでいるけど、数値のちょっとした違いによって味が大きく変わることはなく、造り手のレシピによって味が変わる。 

簡単に説明をしているけど、結局はどれを選べばいいんだ?というのが心情だろう。個人的な意見になるけど、3つポイントを意識して購入すれば美味しい日本酒に出会える。

  • スーパー、コンビニでなく、日本酒を専門としている酒屋さんで買うこと(最近は20代に人もちらほら酒屋さんで見かけることも多く、地元のお店が入りづらければ大きな地酒専門店に行けばお店の方が気軽に相談に乗ってくれるはず)
  • 初めは、特別純米または純米吟醸酒。そして出来れば無濾過生原酒とラベルに書かれているものを選ぶこと(飲み易く、しっかりと甘みが出ていることが多い)
  • 家での保存は必ず冷蔵庫で! 日本酒は温度に敏感なので、劣化が激しい

お酒自体が嗜好品なので、合う合わないがあるかもしれないけど、皆さんが美味しい日本酒に巡り合えることを願っています。