某大手企業サラリーマンによる、日本酒と生活

旧帝大学院を卒業して某一部上場企業で働くサラリーマン。大好きな日本酒を主として自由に書いてます。

【173】篠峯 ろくまる 八反 純米吟醸 無濾過生原酒 26BY

ごく一部で話題になっていた篠峯を取り寄せてみた。今季はイマイチ(一般基準では美酒の範囲内)らしいので、特約店に片っ端から連絡を入れて26BYを入手できた。
ろくまるシリーズとは、篠峯らしさ(程よい香りに米の旨味をしっかり感じさせてくれるテイスト)を残しつつ、わかりやすい美味しさを目指した裏バージョンらしい。今回は八反35号という酒米を使用したスペックで、八反錦とは違うらしい。

グラスに注ぐとほんの僅か粘度があるように感じた。少し熟したせいなのか蜜のような華やかな香りが立っている。後からイチゴもあるかも。ただし花陽浴などのようにどっしりとしておらず清涼感も持ち合わせている。
口に含むと細かなガスが舌を覆い、口溶けのよいパイナップル様の甘味が口いっぱい広がる。その後イヤじゃない苦味が広がり、甘味が口に留まらずにスッとフェードアウトしていくので、あれっ?と疑問が湧いて次のひと口が止まらない。花陽浴でよく言われているパイン感に透明感をプラスして数段階グレードアップしたようだ。
温度が上がると飴のような甘さがするのが時間経過によるものなのかな。自分的には半年ぐらい前がベストかな〜。冷えた状態なら全く問題はないが。
この瑞々しさのお陰で全くクドくないので久々に飲み過ぎてしまう。マジで旨いわ。
時間がだいぶ経つとアップルパイのような

開封2日目
昨日よりガスは弱まったがまだ大丈夫そう。ガスが減ったから口当たりのまろやかさが分かる。味も少し円やかになった気がするが、クリアーさはしっかりとある。
どっちかって言うと昨日のほうがうまかった。

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